「夜になるとインターネット速度が落ちるのは仕方ないよね……」
「うちはVDSLだから……」
「あぁ、引っ越そうかな」
「けど、引っ越しは面倒くさいし、NURO光の申し込みはなんか大変そう……」
実家暮らし以外の方は、こんな風に悩んだことがあると思います。
他ならぬ私がそうでした。
一人暮らし、SoftBank光(マンションタイプ)、VDSLです。
夜になるとゲームができなくなり、それどころかYouTubeすら頻繁に止まることも多々ありました。
ですが、IPv6を導入した途端、インターネット速度が爆速になったんです!
IPv6でどれくらい変わるか
下のグラフでいうと一番右のまったく下がらない塊がIPv6導入後、それより左側が導入以前です。
天と地ほどの違いじゃないですか?
(速度計測サイト:https://www.speedtest.net/)

導入以前は山と谷を繰り返していますよね。
基本的にはこの谷が夜の時間帯です。
数値を出すと下の感じです。

調子のいいときは夜8時以降も速度が出るのですが、5Mbps以下がデフォという遅さでした。
しかし、導入後は以下のように。

この違い、ヤバくないですか?
導入直後は速度低いですが、それでも60Mbpsオーバー。
時間が経って安定してからは90Mbpsがデフォルトになりました。
それまでは夜にゲームできなかったのですが、今ではいつでもゲームができるようになりました。
もちろんYouTubeも止まらず。
スマホとタブレットをWi-Fiに繋ぎっぱなしでも快適!
最高です!
もっと細かく測ってればわかりやすかったのですが、速度を気にすることがなくなったので測るのを忘れてました。笑
これはもうIPv6を導入するしかない!
実は重要なのはIPv6ではない
え、なにを今さら!
って思いました?
でも、事実なんです。
私が契約しているのは、SoftBank光のIPv6高速ハイブリッド(IPv6 IPoE+IPv4)です。
実際はIPv6ではなく「IPoE」というのが重要です。
簡単に説明すると、インターネットの接続方式のことで、「PPPoE」と「IPoE」があり、従来のが「PPPoE」です。
「PPPoE」はインターネット接続に認証が必要なので、みんながアクセスする時間帯になると混んで速度が遅くなるんです。
「IPoE」にはそれがないため、どの時間帯も混みません。
しかし「IPoE」はIPv6にしか対応していません。IPv4では使えない。
だからIPv6にする必要があるんです。
そしてもう一つ重要なのが、IPv4も使えるようにすることです。
IPv6だけではIPv4にしか対応していないサイトなどにアクセスすることができません。
「IPv4 over IPv6」と言われる方式ならば、サイトに合わせて勝手に変換してくれるので問題なく使うことができます。
そのため、導入する際は必ず「IPv4 over IPv6」にしてください。
SoftBank光の場合、IPv6高速ハイブリッド(IPv6 IPoE+IPv4)がそれです。
回線によって呼び方が違うので、心配なら確認した方がいいです。
(IPv4が入ってれば大丈夫だと思うけれど)
IPv6導入方法
IPv6は契約している回線によって申し込み方法が異なるので、ここでは私が契約しているSoftBank光での方法を書きます。
やり方は簡単!
・光BBユニットをレンタルする
(型番?は最新のでOK。私はE-WMTA2.3)
・接続方式を変更する
(URL:https://ybb.softbank.jp/member/yf/ipv6/)
の2つをやるだけです。
先に光BBユニットをレンタルして、届いたら接続方式を変更するのがいいと思います。
私の場合は申し込みから一週間で光BBユニットが届いて、その日に接続方式を変更したら数時間でIPv6になりました。
変更は勝手に行われます。そのため、申し込み前に光BBユニットを接続しておいてください。
※インターネットは普通に使えます。
接続方式の変更が行われると光BBユニット再起動がされるので、インターネットが切れたら作業中って感じです。
下記サイトでIPv6接続になっているか確認できます。
URL:https://ybb.softbank.jp/member/yf/ipv6-4judge.html
ただし、光BBユニットのレンタル料金が毎月500円ほどかかります。
この500円で快適なインターネット生活を送ることができるかどうかが決まります!
そもそもSoftBank光の料金自体が安く、光BBユニットをレンタルしても他の回線の料金と同じくらいになるので、私は思い切って導入しちゃいました。
導入して正解でしたね。
もう光BBユニット返せない!笑
Wi-Fiは使えるのか
もちろんWi-Fiは使えますが、光BBユニット単体でやろうとするとWi-Fiの契約をしなければならないので、追加料金がかかります。
もしも現時点でWi-Fiルーターを持っているのであれば、それを使用すれば追加料金なしでWi-Fiを使えます。
※IPv6対応のルーターでないとWi-FiでIPv6接続できません。IPv4になります。
Wi-Fiルーターの設定は簡単。
機器に切り替えスイッチが2つあると思います。
それを「Manual」、「AP」(Access Point)にしてください。
(Wi-Fiルーターを手動切り替えでAccess Pointとして使う、みたいな感じです。Autoのままだと勝手に設定変えちゃうので「AP」にならない)
あとは光BBユニットとWi-FiルーターをLANケーブルで繋ぐだけ!
スマホやタブレットのWi-Fi接続設定は変更せずに使えます。
おわりに
これからの時代、通信量はどんどん多くなっていきます。
また、テレワークをはじめ多様な働き方、生活方式が生まれ、そこにはインターネットの存在が必ずあります。
なにをするにもインターネット速度が重要な時代が来ている。
だからこそ
IPv6を導入して速度の悩みからおさらば!
快適なインターネットライフをともに送りましょう!