ラノベ読んでますか?
今回読み終えたのは『錆喰いビスコ』というライトノベルです。
第24回電撃小説大賞 銀賞作品ですが、
僕的には大賞受賞でも納得するレベルの面白さでした。
キノコ守りというユニークな職業の主人公。
ギャグ系かな?と思うじゃないですか?
読めば目を疑うでしょう。
これは超アツい少年漫画のようなバトルファンタジーです。
あらすじ
舞台は未来の日本。
未来と言っても、SFのような機械機械した文明が発達した未来ではなく、衰退した未来です。
衰退の原因は錆。ありとあらゆるものが錆に侵され朽ちていく。
錆を食い止めることができるものは……なんとキノコ!!
主人公は恐ろしく腕の立つ弓使い。
彼は様々なキノコの力を用いて、その矢で悪を撃ち抜く。
みたいな感じです。
キノコの力というユニークな発想
矢で射るとそこからキノコが生えるというユニークな発想はもうギャグじゃないですか。
けど、ギャグ臭なんてどこにもなくて、ただただ主人公がカッコいい。
少年ジャンプで連載されそうな内容です。
(仮に連載されていたなら間違いなくトップ3以内に入る。僕はそう確信しています)
メディアミックスが怖い
この作品、文章よりもアニメやコミック向きです。
にもかかわらず作者は文章だけで、恐ろしいほどの鮮明さで彼らの戦いを僕たちに魅せてくれます。
半端なメディアミックスでは原作を殺しかねない。
メディアミックスのハードルがかなり高い作品だと思います。
逆に成功したら人気爆発間違いなし。
明日の話題はキノコで持ちきりでしょう。
おわりに
ページをめくる手が止まらない疾走感のあるライトノベルです。
アツい展開が好きな人はぜひ読んでみてください。