AIやRPAなど、人間ではなく機械に仕事をさせる仕組みの導入が加速してきています。
現在はRPAがアツい。
何故なら、RPAは決まった作業を自動でやってくれるというものであるため、AIよりも導入しやすいんです。
また、専用の作成ツールが多数あり、システムエンジニアじゃなくても作れる点も人気な理由です。
PCを使う作業の中で、工程が決まっていて、繰り返される作業というのは人間がやる必要のない作業です。
そんなところに人をあてている企業は、もはや時代遅れ。
コストの面で見て、そこに一人を雇うよりも、RPAのライセンスを一つ買った方が安い。
いくつもの作業を自動化できるので、バイトを雇うよりもコスパがいいと思います。
24時間休まず働かせることができ、文句を言わず、労基に訴えることもないので、ブラック企業にはベストプラクティスですよ!
人間より社畜適正のある機械を使いましょう。
さて、そんなRPAのツールは色々な企業が出しています。
有名なのは『UiPath』や『WinActor』といったあたりでしょうか。
UiPath はシステムエンジニア向け
『UiPath』は様々な機能があり、かなり高性能です。
UiPath アカデミーという公式の学習サイトがあるため、勉強はしやすいです。
しかし、高性能であるが故に、システムエンジニア向けのRPAソフトです。
汎用性に重点がおかれており、VBのコードを使用する場面が多いため、一般ユーザーが使うには厳しめのソフトとなっています。
覚えることもめちゃくちゃ多いんですよ……
UiPath アカデミーを見たら分かります。無料なので是非見てみてください。
ただ、だからこそメンテナンスの頻度が少なくて済むという魅力があります。
システムエンジニアからするとめちゃくちゃ嬉しいですよね。
そのため、IT企業が顧客に提案し、継続的に保守するのであれば『UiPath』はオススメです。
WinActor は一般ユーザー向け……?
『UiPath』よりは一般ユーザーが使いやすいと思います。
ただ、Excelのマクロすら使ったことのない場合は難しいかもしれません。
何のRPAソフトを使うにしろ、複雑なことをさせようとすれば難易度が跳ね上がり、プログラミングの知識が必要になってきます
特にエラーが発生した場合、知識がないと何が悪いのか分からないと思います。
社内SEを雇う方が速いでしょう。
これからの時代、社内に1人はプログラミング知識を持っている人がいないと回らないと思います。
ただ、勉強すれば誰でもできるようになるのがプログラミングです。
そういった意味では、RPAのツールを通じてプログラミングに触れやすいと思うので、積極的に導入していくと社内のITリテラシーが上がるかもしれませんね。
RPAの使いどころを誤ってはいけない
RPAは本当に便利です。
単純作業に割いていた人件費が浮いた分、給料を上げれば社員のモチベがあがります。浮いた人手をクリエイティブな作業に割り当てることもできます。
注意しなければならないのは、RPAは状況に応じた判断が必要な作業には向かないということです。
RPAはAIではありません。自分で判断することはできず、すべて人間の命令した通りに動きます。
そこを勘違いして導入すると、失敗して、RPAは使えないという結論になってしまいます。
RPAは(言ってしまえばAIもそうですが)、人間が使いどころを見極めて、適切な作業に割り当ててあげないといけないのです。
そういった部分は人間と同じですが、できることは決まっているので人間より割り振りやすいです。
RPAは使えないという結論は、「導入者が悪い」とイコールですので、気をつけてください。
おわりに
さあ、煩雑な作業は機械に任せ、僕たちは有意義な仕事をしましょう。